インナーマッスルについて
インナーマッスルとは?
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定義
インナーマッスルは、身体の表層ではなく「深部に位置する筋肉群=深層筋」の総称です。体幹だけでなく、上肢・下肢などにも存在します。 -
役割
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関節や体幹・内臓を安定させ、姿勢を保つ
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動作時の補助やバランス維持
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ケガの予防と効率的な動作
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内臓の位置を支え、正しく働かせる
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アウターマッスルとの違い
アウターマッスル(表層筋)は大きな力を発揮する筋肉で、動作の主役。一方、インナーは"体を支える裏方"として、安定性と機能性を支えます。
主なインナーマッスル一覧と位置・役割
1. 体幹部のインナーマッスル
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腹横筋(ふくおうきん):腹部の最深部にあり、"コルセット"のように背骨と内臓を安定化。腹圧を高め、姿勢維持に貢献。
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多裂筋(たれつきん):腰背部にあり、脊柱(背骨)を細かく安定させる筋肉。
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横隔膜(おうかくまく):胸郭の下方に膜状に存在。主に呼吸動作に関与。
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骨盤底筋群(こつばんていきんぐん):骨盤の底に広がり、内臓を支える働きあり。

2. 肩関節のインナーマッスル
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棘上筋(きょくじょうきん)
棘下筋(きょくかきん)
肩甲下筋(けんこうかきん)
小円筋(しょうえんきん):肩甲骨および上腕骨周りにあり、肩の回旋や安定性を担う。

3. 股関節のインナーマッスル
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腸腰筋(ちょうようきん):股関節の前面に位置し、股関節の屈曲と体幹の安定に寄与。
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深層外旋六筋(しんそうがいせんろっきん):股関節の外旋に関与する小さい筋肉群。

日々の動きや姿勢を支えているのは、目には見えにくいインナーマッスルです。
正しく意識し、バランスよく鍛えることで、姿勢の美しさはもちろん、動きやすく疲れにくい身体へと変わっていきます。
今日から少しずつ、あなたのインナーマッスルを大切に育てていきましょう。
マシンピラティススタジオ REIBELLE