ピラティスをもっと楽しもう

ピラティスをもっと楽しむための

「知ってする基礎知識」


1. 実は奥が深い!ピラティスのルーツ

ピラティスは1920年代、ドイツ出身のジョセフ・ピラティスが考案したエクササイズです。

当初は「Contrology(コントロロジー)」と呼ばれ、
「動きを意識的にコントロールすることで、心と体を整える」という哲学のもとに生まれました。

ダンサーやアスリート、リハビリ患者など、幅広い層に支持され、現在では世界100カ国以上で愛されています。


2. ピラティスの呼吸法「胸式呼吸」の魅力

ピラティスの大きな特徴のひとつが胸式呼吸です。

【胸式呼吸とは?】

息を吸うときに肋骨を左右・背中側へと広げ、
吐くときに肋骨を締めるようにして行う呼吸法です。

お腹は膨らませず、腹部を軽く引き締めたまま呼吸します。

【メリット】

  • コアの安定性を保ちながら呼吸できる
    腹部を引き締めたまま動けるため、体幹がブレにくく、効率的にエクササイズが可能です。

  • 酸素の取り込み効率が高い
    動きながらもしっかり酸素を供給でき、持久力や集中力が上がります。

  • 肩や首の緊張を和らげる
    肋骨周りや背中側の呼吸を使うことで、呼吸が浅くなるクセを改善できます。

この呼吸法は、動きと呼吸を連動させるピラティスの土台。慣れてくると、日常生活でも疲れにくく、姿勢を保ちやすい体へと導きます。


3. 深層筋(インナーマッスル)を鍛える効果

ピラティスは表面の大きな筋肉ではなく、深層部にあるインナーマッスルに働きかけます。代表的なのは、腹横筋・骨盤底筋・多裂筋など。

【鍛えるメリット】

  • 姿勢が整い、腰痛予防にも効果的
    骨盤や背骨を正しい位置で支え、無駄な負担を軽減します。

  • 動きの質が向上
    スポーツや日常動作のパフォーマンスが上がります。

  • 疲れにくい身体に
    無駄な力みがなくなり、持久力が向上します。


4. ピラティスはなぜ筋肉痛になりにくいのか?

ピラティスは筋力トレーニングなのに、「終わった後スッキリする」「翌日動ける」という声が多いです。これは理由があります。

  1. 反動を使わないゆっくりした動作
    筋肉を急激に使わず、関節や筋肉をコントロールしながら負荷をかけるため、筋繊維への損傷が少ない。

  2. 呼吸と連動した動きで酸素供給が豊富
    酸素を取り込みながら動くことで乳酸がたまりにくく、疲労感も少ない。

  3. ストレッチしながら筋肉を鍛える
    動きに柔軟性要素が多く、筋肉が固まらず血流も促進されます。

つまり、「効かせるけど、壊さない」のがピラティス。これが続けやすさの秘密です。


5. ピラティスの総合的なメリット

  • コア(体幹)の強化と安定性の向上

  • 姿勢改善&バランス向上

  • 柔軟性アップ

  • ケガの予防

  • エネルギー&集中力の向上

  • ストレス解消・リラックス効果


ピラティスは、鍛えること、癒すこと、伸ばすことを同時に叶えてくれる、数少ないエクササイズです。
「あなたの毎日を、もっと軽やかに、もっと前向きに」にしてくれるのがピラティスです。

 
                 マシンピラティススタジオ REIBELLE